■地震
早いもので、震災からもう一ヶ月。
震災前後の事を記録のために書いておこう。
【地震発生の時】
3月11日は出張で埼玉県に居ました。
大宮駅から車で30分ほどの場所にあるお客様の会社で打ち合わせ中に地震が発生。
徐々に大きくなる揺れに慌てて全員で会議卓の下に全員でもぐり込みました。
4階建てビルの3階の会議室でしたが、大きな揺れで壁に掛けてある大きな絵は傾き、会議卓の上のノートPCとプロジェクターは下から手を伸ばして支えていないとどこかへすっ飛んでいきそうになるほどでした。
いったん揺れが収まった所でお客様達と一緒に外の駐車場に避難。
ちらっとっ見たお客様の事務所は書類が床に散乱し、酷い状態。石膏ボードの内壁にひびが入った場所も何箇所か……。
【連絡】
コートも持たずに非難したため、寒さに振るえながら取り急ぎ、奥さんの会社のメルアドに携帯電話からメール。
周りでは電話もメールも繋がらないと言う声が上がる中、すんなりメールも電話も出来たのは利用者の少ないイーモバイルだったからか?電話会社としてのイーモバイルをちょっと見直した。
奥さんは学童に連絡を入れてガドンが無事なことを確認。
とりあえず家族全員無事だということがわかり、一安心。
【帰宅難民】
余震も収まってきたので元の会議室に戻り、TVをつけると津波のライブ映像。
あまりにショッキングな映像に事の大きさを認識し、打ち合わせどころじゃないと言う話になり、帰ることに。
車で来ていた営業さんにJR大宮駅まで送ってもらいました。
途中、停電しているらしき地域では信号も止まっており、混乱や渋滞が見られましたが、1時間ほどかかって大宮駅には到着。
大宮駅に着いたのは17時前でしたが、事の大きさから帰宅しようと言う人で溢れ返っていました。
が、当然のように電車は動いていません。運転再開までは時間がかかるだろうと思い、大宮の街で時間をつぶすことに。大宮は、揺れが大きかった以外は大した被害はなく、街も店も普段どおり。ちょっとほっとしました。喫茶店はいっぱいだったので、デパートの喫茶コーナーで温かいコーヒーを飲んでようやく一息つくことが出来ました。
暫くしてから駅に様子を見に行くと、本日は電車運転再開は無いとのアナウンス。
家族の無事は確認できているし、今日は帰れなくても仕方が無いかと宿泊を決めたのだが、ホテル探しが難航。ネットでホテルの検索は出来るのだが、電話が込み合っていて全然繋がらない。仕方が無いので歩いて行ってみたが満室。その繰り返し。
ビジネスホテル、シティホテル、カプセルホテル、サウナ。漫画喫茶、カラオケ、最後には個室ビデオにも行って見たが全部満室。
結果的に歩き作戦は疲労するだけの大失敗でした。自ら移動せずに根気良く電話を掛け続けたほうが良かったのかも知れません。
駅で一夜を明かす覚悟を決めて大宮駅へ向かったところ、避難場所として「さいたまスーパーアリーナ」を開放するというアナウンスがあり、誘導にしたがって歩いていきました。
土地勘が無いのでどのくらいの距離があるのか判りませんでしたが、アリーナは隣駅。散々歩き回った後での移動は結構きつかった……。
しかし、スーパーアリーナは広い上に空調も効いていたので本当に助かりました。
毛布と水と乾パンまで頂いて。ありがとう>埼玉県
奥さんは会社に泊まり、ガドンは学童でお泊り。
ガドンが一人で留守番をしているときで無くって本当に良かった。
学童の先生達には申し訳ないが、見てもらえるので安心していられる。
【Walkman】
スーパーアリーナには明け方まで続々と人が避難してきていたので、ゆっくり寝るという訳には行きませんでしたが、Walkmanのノイズキャンセリング機能のお陰で多少は静かに過ごせました。また、WalkmanにはTVの1〜3CHも入るFMラジオが付いているので、NHKのTVニュースをずっと聞くことも出来、重宝しました。
FM局のニュースが悪いわけではないのですが、淡々とニュースを続けてくれるNHK総合の安心感にはかないません。
地デジ化が完了していたらFMラジオでは聞けなかったところです。
【たばこ】
スーパーアリーナのトイレ、大のほうがタバコの吸殻で詰まって、使えなくなっていたのにはイラつきました。普段、喫煙者には寛容なほうだと思っていますが、外に出れば喫煙場所も用意されているというのに何もトイレで隠れてタバコを吸って尚且つ非常時に人様に迷惑を掛ける神経が判りません。もちろんそんなことをするのは喫煙者の一部だと思いますが、私が行ったトイレには個室が3つあり、3つとも何本もの吸殻が浮いていたので、一人や二人の所業ではないのでしょう。
タバコを吸うのは精神的にも大人な人だけにして欲しい。
【電車再開】
翌朝、7時半ごろから電車が動くとの情報で7時には駅へ向かう。
ガドンも不安だろうからなるべく早く帰りたかったのだが予定時間になっても電車が動く気配が無い。徐々に指先が冷たくなってくる中、駅そばのスーパーがこんな時にも関わらず営業を開始。なんだかそこには日常が残っている感じでほっとする。
そのスーパーのフードコートでラーメンを食べて温まると少し元気が出たような気分。
やっぱり、暖かい食べ物、飲み物は落ち着く。被災地にも届けたい。
結局、予定より2時間ほど遅れて動き出した電車。ゆっくり進むのでイライラしたが、ゆっくりでも確実に我が家に近づいているので心強い。
奥さんの方が、電車の復旧は若干速かったが、都心と言うこともあって人が多く、長い行列。電車に乗り込むまでに時間がかかり結局幕張に着いたのは私のほうが早かった。
昼過ぎにようやくガドンの居る学童に到着。
やっぱり不安を耐えていたようで、家に帰ってからのガドンの甘えっぷりったらなかった。
でも、その甘えっぷりが嬉しい。無事でよかった。
【家の状態】
家は相当酷いことになっているだろうと覚悟していたが、思いのほか無事。
花瓶が倒れたり、本が散乱したりしていたが、何かが割れたり壊れたりと言うのは特になし。電気ガスもOK。水道はかなり水圧が下がっていて2階では全く出なくなっていたが一階はちょぼちょぼとは言え出る。
家自体は、内壁の石膏ボードに数箇所ひびが入り壁紙が破れていた。
ひび自体は大したことが無いので敗れた壁紙を上手い事貼りなおしてやればそれで良さそう。
【本棚】
耐震処置をしていた本棚からは数冊が置いた程度だったが、何もしていなかった本棚からはかなり大量の本が落下。耐震処置と言っても天井との間につっかえ棒のようなものを入れただけだが有効だった様だ。
床に落ちた大量の本をみて、本の形でとって置く事に限界を感じた。
落ち着いたら自炊、するか……。
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